当院では内臓の不調の改善の為に通院されている方もおられます。
その中でも、ストレスを感じると、下痢や便秘になるという方が多いです。
私はどちらかというと、下痢しやすいタイプですが、でもどのような原因でそうなるのでしょうか
原因として考えられているのは、
①脳から腸にいく信号によって、副交感神経経由で腸が過剰反応する。
②脳から出るホルモンによって腸が過剰反応する
③腸内細菌のバランスの崩れや内在する腸管神経叢の影響
この3つが考えられます
今回は①と②についてのストレスの影響について考えていきます(③は別の機会に説明します)
①は脳と腸の間には自律神経という回線があり、脳がストレスを感じると自律神経系の副交感神経の回線を通じて、腸に信号が行き大腸運動や内圧に大きな変化をおこさせる
②脳がストレスを感じると放出するホルモンで、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)のによって、放出される副腎皮質刺激ホルモンの影響によって、大腸運動や内圧に大きな変化をおこさせる
こういう生理的な要素から起きていると考えられています
しかし、ストレスを感じても便秘や下痢にならない方もおられますが、なる人とならない人の違いは、脳がストレスを感じても、内臓が過剰反応しないと言う点です
②でおこなった実験では、健常者と症状が出やすい方と比べたら、症状が出やすい方の方が、副腎皮質刺激ホルモンの量が多いということです。これはストレスに関して過剰に反応していることを表します
ややこしい話しになったかもしれませんが、簡単に言えば
ストレスによって脳から出た信号で腸が過剰に反応している
といえます
またストレスによって内臓の不調を訴える人は、内臓の変化に敏感になっていることもあります
大腸に刺激を与えどのように感じるか実験をした所、健常者は感じない感覚を、症状がでる方は強く痛みを感じたりする結果が出ています
内臓感覚が敏感な方も、内臓の変化を不調と思い、それが不安を引き起こしストレスになっていることもあります。
こういった反応が一過性のものであれば良いのですが、数か月、数年たってくると、大腸(内臓)の形や動きにも変化をもたらしてきます。
腸が緊張して腹部の血行が悪くなったり、逆に弛緩しすぎて排出力が低下したりしてきます。
他にもネガテブな気が直接腹部に影響を与え、腸が防御反応の為収縮し、それによって痛みを引き起こすことも多々あります。これは私の感覚です
形質的な異常(腫瘍、潰瘍等)でなければこのような、生理的なメカニズムで症状がでやすくなると考えられています。
当院では、内臓の調子を整える内臓セラピー、ストレス症状を緩和させる、頭蓋仙骨セラピーや気功セラピー、ストレスに強い考え方に変える、心の法則などがありますので、ストレス症状でお困りの方は、お気軽にご相談ください
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