整体60分
先日、耳鳴り(キーン)の症状でお困りのクライアントさんが来院しました。
一日中耳鳴りがして、耳鼻科や心療内科など受診したが、特に異常が見当たらず、ストレスや自律神経失調症ではないかという診断から、ご自身でいろいろ調べ1ヶ月前に当院に初めて相談しに来院されました。
耳鳴りの原因として主に、1病理的な原因、2筋骨格系の原因、3心理面の原因があります。
このクライアントさんは、
1病理的な原因である耳の病気(耳炎・外耳炎・内耳炎・鼓膜炎・耳硬化症や外リンパろう、耳管開放(狭窄)症)や脳の病気でなることもありますが、耳鼻科や脳のMRIで異常なしと診断されていましたし、当院の問診、検査でも特に問題はないように感じました。
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2筋骨格系の原因ですが、体の歪み、血流障害などで耳鳴りになることがあります。上部頸椎2番と頭の骨の蝶形骨、後頭骨、顎関節、後は仙腸関節などに制限がありました。
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3の心理面の原因ですが強いストレスによる聴覚から脳に伝わる信号を誤って変換してしまうのが原因でなることもあります。実は耳鳴りが聞こえるようになったのは、、身内の病気、仕事がすごく忙しくなったなど、短期間に大きなストレスを抱え、しばらくして耳鳴りが聞こえ始めたとのことでした。
施術では筋骨格系の制限の解放を主としてやっていましたが、腹部に強いストレスが溜まっていましたので、気功にて洗い流しました。また自律神経に関係する頭蓋仙骨の動きもほぼありませんでしたので、クラニオセイクラルセラピーにて、調整をしました。また頭部に強い精神的な緊張が感じられました。この緊張も気功にて緩和させました。
初回の施術後、耳鳴りの大きさをお聞きしますと、最初の音の大きさが10だとすると2~3まで落ちたとのことでした。施術後に、精神的な強い緊張がある旨伝えた所、実は数か月前に会社で大きな事故があり、その精神的なダメージの影響が今でもあるとのことでした。
心因的な問題も耳鳴りに関係していると感じたので、ご自宅で自律訓練法 にも取り組んで頂きました。
施術と自宅での自律訓練法をして頂いた結果、今回で5回目になりますが、普段の耳鳴りの大きさもピーク時と比べ2~3割程度にしか聞こえず、あまり負担に感じなくなってきたとのことです、術後すぐは、ほぼ聞こえないとおっしゃられていました。
今回の耳鳴りの原因は強いストレスが起因となり、耳鳴りが聞こえ始めたように思います。
その耳鳴りが聞こえると不安になるので、耳に意識がいくようになり、神経が集中する分普通の人では聞こえない音まで聞こえ、さらに不安になって、不安から神経が緊張し肩や首が凝ってきて、自律神経も乱れるように思いました。
まだ耳鳴りの現象と不安が多少残っていますので、解決にむけて全力でサポートしていきます。
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