予期不安・パニック発作に悩む方へ
予期不安やパニック発作でお悩みの方が多く来院されています。
「また発作が出たらどうしよう」「外出が怖い」「心臓がバクバクして息が苦しい」
そんな日常の不安を抱えながらも、なんとか普通の生活を続けている方が多いのです。
実はこの「予期不安」は、単なる心の問題ではなく、
自律神経の過緊張によって脳と身体のバランスが崩れているサインでもあります。
不安は「危険を回避するセンサー」でもある
不安には、もともと「危険を避けるための役割」があります。
不安を感じることで私たちは、事故や失敗を未然に防いでいるのです。
しかし、不安が強くなりすぎると、頭の中で「もしこうなったらどうしよう」
という思考がグルグルと回り続け、脳が疲労状態に陥ります。
この脳疲労こそが、自律神経の乱れを引き起こし、
動悸・息苦しさ・手の震えなどのパニック症状につながっていくのです。

不安を感じるとき、脳の中では何が起きている?
不安を感じると「扁桃体(へんとうたい)」という脳の一部が活性化し、「危険が迫っている」と信号を発します。
この信号は「青斑核(せいはんかく)」に伝わり、ノルアドレナリンという神経伝達物質を放出。
交感神経が一気に優位になり、心拍数が上がり、呼吸が浅く速くなります。
つまり、体は実際に危険がなくても“戦う・逃げるモード”に入ってしまうのです。
この状態が続くことで、脳も身体も慢性的な緊張状態になっていきます。
不安を鎮める「今ここ」に戻る呼吸法
不安が強まると、意識はいつも“未来”に向いています。
「明日、また症状が出たらどうしよう」「この先やっていけるだろうか」
そんな時こそ、「今ここ」に意識を戻すことが大切です。
- おでこ(前頭部)に手を当てる
前頭葉の血流を促し、不安を感じる脳の働きを落ち着かせます。 - 耳に聞こえる音を一つ選び、意識を集中
意識を“今”の感覚に戻す練習になります。 - 吐く息だけに集中する
口をすぼめて、細く長く息を吐ききります。
お腹の力を抜くと、自然に鼻から空気が入ってきます。
「不安を吐き出す」イメージで、1分ほど繰り返してみましょう。
この呼吸法を日常的に練習しておくと、発作時にも自然と落ち着けるようになります。

「不安から動く」より「やりたいことから動く」
不安を動機に行動すると、不安が心の中でどんどん影響力を持ってしまいます。
「不安だからやめておこう」「不安だから違う道を選ぼう」
その積み重ねが、いつの間にか行動範囲を狭めてしまうのです。
反対に、少しずつでも「やりたいこと」「心が動くこと」を選ぶようにすると、
「やりたい自分」が主導権を取り戻していきます。
不安を感じても、それに飲み込まれずに行動できるようになります。

当院のサポートについて
当院では、パニック障害・不安障害専門の気功整体を行っています。
必要に応じて自律神経カウンセリングを組み合わせ、
「体の緊張をゆるめ、脳の興奮を鎮める」施術で心身のバランスを整えていきます。
「薬だけに頼りたくない」「自然な方法で克服したい」という方は、
一人で抱え込まずにぜひ一度ご相談ください。
不安に支配される日々から、「安心して過ごせる自分」を取り戻すサポートをいたします。
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