先日、庭の草むしりをしたときのことです。
「ほんの数分だから大丈夫だろう」と油断していたら、手の甲だけでも5か所も蚊に刺されていました。
かゆみと赤い腫れが出て、思わず掻きたくなるあの感覚本当に辛いですよね。
実は蚊は、気温が35度を超えると活動が鈍りますが、夕方など少し涼しくなる時間帯や、
9月〜11月の秋口には再び活発になります。ちょうど油断しやすいこの時期、注意が必要です。
蚊に刺されてかゆくなる理由
蚊の唾液には、血を固まりにくくする成分が含まれています。
体はこれを「異物」と判断し、ヒスタミンという物質を出して炎症を起こすため、
あのかゆみや赤い腫れが出てしまうのです。

私が実際に試した方法
一般的には、かゆみ止めの薬を塗ったり、水で冷やす方法が知られています。
ですが、今回は最近知った方法を試してみました。
それは「温める」方法です。
- 沸騰させたお湯にスプーンを浸けて熱くします。
- 少し冷ましてそのスプーンを刺された部分に軽く当てる。
- 「熱い」と感じたらすぐ離す。これを3回ほど繰り返します。
すると、不思議なことに赤く盛り上がっていた皮膚がすっと落ち着き、
かゆみも治まっていきました。人によってはさらに数回繰り返したり、
少し温度を調整すると効果を感じやすいようです。
もちろん、やけどには十分注意が必要ですが、この処置をした後は驚くほど楽になり、
その後もかゆみがぶり返すことはありませんでした。
痒みが治まるメカニズム
熱いスプーンを当てると、一見「民間療法のよう」に見えますが、
実はしっかりとした生化学に基づいています。
- 蚊の唾液由来のタンパク質が熱によって変性・分解することで、体はそれを「異物」と認識しなくなり、免疫反応が鎮静化。結果としてかゆみはほぼ瞬時に消えていきます。
- さらに熱による刺激は局所的な血流を促進し、酸素や白血球がより多く供給されます。その結果、炎症や腫れの回復も早まりやすくなります。
つまり「温める」ことは単なる気休めではなく、根本的にかゆみの原因を処理する科学的な方法なのです。
かゆみを放っておくと自律神経にも影響する
実は「かゆみ」も体にとってストレスの一つです
。強いかゆみを我慢していると、自律神経は交感神経が優位になり、
余計に体が緊張してしまいます。
反対に、症状を早めに鎮めることで、副交感神経が優位になり、体も心も落ち着きを取り戻します。
痛みが辛いのと同じように、耐えがたいかゆみもまた大きなストレスです。
だからこそ、早めの工夫で心身を守ることが大切ですね。
まだまだ蚊に刺されやすい季節。ぜひこの方法を参考にしてみてください。
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