妊娠を望んでいるのに結果が出ない苦しさ
西宮市のナカムラヒーリングオフィスです。
不妊のご相談で来院される方は、体だけでなく
「心が追い詰められている」ケースが少なくありません。
日本産婦人科学会では、
”妊娠を望む男女が避妊せず性交して
1年妊娠しなければ“不妊症”とされています”
排卵の問題、子宮内膜症、炎症の既往、年齢
原因は一人ひとり異なりますが、
「結果が出ない時間に心が削られていく」
これが不妊の一番しんどいところではないでしょうか。
私たち夫婦も同じでした。
私たち夫婦も「授からない」時間を経験しました
結婚したとき、私は38歳。
子どもを望んでいましたが、なかなか授からず、
気が付けば1年、また半年
出来ない時期は、落ち込んだり、感情の浮き沈みが激しくなります。
そんな中で、病院に行くかどうか何度も話し合いました。
本気で悩んだからこそ、病院という選択肢も考えました。
でも妻には、検査・薬・手術に対する
強い恐怖と抵抗があったのです。
『それでも赤ちゃんを望んでいる。でも、できれば自然に授かりたい』
その気持ちを尊重して、私たちは
“自然妊娠一本で挑む”
という選択を夫婦で決断しました。
心と体を整えるために行ったこと
そこからの妊活は、病院任せではなく自己管理。
- 生理周期と基礎体温の管理
- 子宮・卵巣の血流を高める内臓整体
- 月2回の温泉、お腹を冷やさない様々な工夫
- 自律神経を整えるヒーリング
など、コツコツと身体づくりを続けました。
しかし、いつも問題になるは身体よりも 「感情のコントロール」でした。
生理が少し遅れるたびに期待が高まり、
妊娠していなければその反動で落ち込む。
そんな感情の波が何度も訪れます。
感情の乱れはホルモンバランスも崩しやすく、妊娠には不利に働きます
またその当時、妻はエンパス体質からくる
精神面の揺らぎも抱えており、
「このまま本当に授かれるのか…？」
という不安が二人の間に影を落としました。
それでも諦めずに続けた先に
さらに余裕がなくなって、お互い喧嘩になることも多くなりました。
妊娠からどんどん遠のいていく絶望的な感覚
その時に心の支えになったのが
頭の中に赤ちゃんのイメージが見えたり、
「大丈夫だよ」という周りの励ましの声
そこでもう一度心を立て直して
しんどくても、感情が沈んでも、また立ち上がり、身体を整え続けました。
そして結婚から2年
ついに妊娠陽性。
嬉しいはずなのに、
お互い喜びすぎないよう静かに確認し合ったのを
今でも覚えています。
妊娠中は高血圧で入院し、母体も不安定。
手放しで安心できる日ばかりではありませんでしたが、
無事に自然分娩で出産できました。
今では息子は中学生になりました。
授かる力は心と身体に宿る
この経験を通して思うのは、
- 妊娠は医学だけでは測れない
- 心と身体の状態が妊娠力を大きく左右する
- 諦めず整え続けることが“力”になる
ということです。
病院に行く行かないは
夫婦が話し合って出た答えが正しいです。
ただ、
・「自然に授かりたい」
・「自分の身体を整えて臨みたい」
という想いがあるなら、
その気持ちに寄り添いながら
身体と心の両面からサポートしています。
ひとりで抱え込みすぎず、
必要な時はどうぞ頼ってください。
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