副鼻腔について
副鼻腔は、鼻腔のまわりの骨の中にある空洞で薄い紙ののような粘膜がおおい、中に空気があります。
副鼻腔は自然口と呼ばれる孔で鼻腔に通じて、粘膜は鼻の粘膜につづいている。鼻腔粘膜の炎症が副鼻腔炎となります。
副鼻腔炎の主な症状
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鼻汁が喉に流れる 鼻づまり
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嗅覚障害
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頭痛 頭重
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顔面(頬部、鼻、上顎部 )の痛み 熱っぽい
副鼻腔炎の原因
細菌感染などで、鼻腔粘膜に炎症がおこり、その炎症が副鼻腔に広がると、副鼻腔粘膜から分泌された粘液や膿汁たまる。鼻腔と連結する自然口は狭いので、少し粘膜が剥がれても詰まりやすく、分泌物が溜まりやすくなると、ますます詰まり、悪循環に陥ると慢性化していきます。分泌物の中に白血球があり、組織を壊す物質を出すので、分泌物自体にも悪循環に関わってきます
鼻アレルギーも副鼻腔炎の原因になります。アレルギーで鼻腔の粘膜が剥がれやすくなり、そして副鼻腔の換気や排泄が悪化して副鼻腔炎になります
副鼻腔のうち、上顎洞の底に歯の歯根があるので、虫歯の細菌が上顎洞炎を起こすことがあります。この場合は歯性で悪臭を感じますます。
鼻腔を左右にわける鼻中隔が湾曲していると、分泌物の通りが悪くなり、鼻炎や副鼻腔炎を長引かせる要因になる
副鼻腔炎の施術について
当院では副鼻腔炎を主訴に来院されるクライアント様より、頭痛、顔面痛、頭重、などの症状で来院され施術をしている間に、原因は副鼻腔炎ではないかと、わかる場合が多いです。
急性の副鼻腔炎は実際に炎症を起こしていますので、直接的な施術というよりは気功や経絡療法などの自然治癒力をあげるような手法を用います。ですが基本的に耳鼻科で抗生物質の投与した方が早く治りますので、まずは耳鼻科の受診をおすすめしています
風邪引いたような症状が治まったが、頭痛、頭が重い、顔面が痛い、鼻周囲の皮膚や顔が硬くなっている、慢性的に副鼻腔炎になりやすいので、予防したいというタイミングが一番、施術が効きやすいと感じています
副鼻腔炎の施術例
30代 女性 頭痛、顔面の痛み
風邪を引いてから頭痛や顔面の痛みはじまり、熱が下がり風邪の症状が治まったが、頭痛と頬骨の周囲の痛みがとれないという主訴で、来院されました。
検査で、鼻の周囲、喉周囲 腋窩周囲のリンパの流れが停滞しているのを感じました。それと顔の頬骨周囲の皮膚や組織が固着している感じありました
施術は
横隔膜 頭蓋骨の調整 胸椎T1 T2 顔面から胸骨までのリンパの促進 腋窩のリンパ促進、アナハタチャクラの邪気の浄化
を主に施術をしていきました
終了後に、クライアント様に確認してもらいましたが
顔の痛みが劇的に治っています
とおっしゃられていました。
原因は風邪を引いた際、副鼻腔炎を発症してリンパの停滞を招き、頭痛や顔面痛があったものと推測されます
もともと慢性鼻炎があったそうなので、風邪の症状が鼻にきやすいとも感じました
20代 女性 頭痛(前頭部)
頭が痛いとおっしゃられて来院されました。
2,3日続き痛み止めの薬を飲んでるがいまいち効かないとおっしゃられていました
頭痛の種類で多いのがは緊張性頭痛や、片頭痛の方が来院される方が多いのですが、施術中の感覚としてどうもそのカテゴリーには当てはまらないような感じでした
頭蓋骨の調整、頭から首までのリンパの促進を中心に施術をおこないました
施術後に
頭の痛みをほとんど感じなくなりました
とおっしゃられていました
私の感覚では、まだ顔が熱っぽい感じがして、炎症が続いている感じがしたので
痛みが戻るようでしたら、まだ炎症が続いているので、早く症状を緩和させたいのなら耳鼻咽喉科で診てもらってくださいね
と伝えてお帰りになりました
2日後に連絡があり
帰った日は痛みが無かったが、次の日にまた痛くなったので耳鼻咽喉に行って薬をもらって飲んだら、今日は痛まなくなりました
とおしゃられていました。
おそらく急性の副鼻腔炎にかかり、抗生物質で細菌を死滅して炎症が治まったものと考えられます
後鼻漏の症状の施術
後鼻漏の症状でお困り方が来院されました
後鼻漏というと聞きなれないかもしれませんが、後鼻漏の症状は
鼻の後方に何かがくっついている感覚があるけど、鼻をかんでも、淡を出そうとしても除去できない
ような感覚があります
後鼻漏の原因は
鼻粘膜の分泌細胞の機能亢進
上咽頭の知覚過敏
副鼻腔炎
粘液の機能低下
などが挙げられています
このクライアントさんの場合は問診や、気診断から副鼻腔炎が発端で、アレルゲンに対して上咽頭が過剰反応を示している印象をうけました
施術では
後頭骨 C1の調整
咽頭部のヒーリング
脳脊髄液促進
頚部からのリンパ促進
肺経 心包系の経絡
下腹部の血流促進
仙腸関節調整
などを行いました
施術後は、
上咽頭部の違和感がなくなった
とおっしゃられていました
原因は
交感神経が過緊張状態だったのと、黄砂が日本に来ていたので、その影響で鼻腔内の鼻粘膜が過剰に反応したのかもしれません。
鼻炎の方は黄砂の影響を受けやすいので、鼻うがいなどをこまめにするなどの対策が必要になりますね
子供の副鼻腔炎
小学生の子供が副鼻腔炎の症状で来院されました
母親にお聞きしましたがアレルギー性鼻炎が元々あり、それが今年の春から副鼻腔炎も発症し耳鼻咽喉科に通院していたとのお話でした
抗生物質で治りつつあったものの、飲み続けていたら効かなくなってしまい、現在はアレルギーを抑える薬のみで治療しているそうです
レントゲンでは、副鼻腔の前頭洞に影があり、子供の症状は頭痛や頭の重さ、全身の倦怠感で学校も1ヶ月近く休んでいるとのことでした
施術では
蝶前頭縫合
側頭骨
視床下部の邪気の浄化
脳幹への血流促進
心包系 脾系
アナハタチャクラの浄化
などの施術を行いました
施術後はリラックスして寝ていたのか目をこすっていました
4日後に再来院され際に
頭が痛かったり、しんどいのが減ったので、1ヶ月ぶりに学校にいけました!!
とおっしゃられていました。
しんどさのレベルは、10段階中1まで減ったらしいです
2回目の施術は
副鼻腔のリンパ促進
アナハタチャクラの浄化
蝶形骨
側頭骨と腸骨
胃の経絡
などの施術をおこない終了しました
1ヶ月ぶりに学校で少し頭も体も疲れが出ているようでしたが、無理なくゆっくり学校に馴染んてくればいいと思っています