神経症タイプの自律神経失調症とは
― 不安が体を支配してしまう時 ―
先日、自律神経失調症でお悩みのクライアントさんが来院されました。
主な症状は、胃の不快感、後頭部の重だるさが常にあり、
眩暈・吐き気・耳鳴りも併発。仕事中や電車の中で突然強い動悸が出るようになり、
内科や心療内科を受診し、お薬も服用されていました。
それでも次々に現れる体の症状に不安が強まり、「このままではいけない」と思い、当院にお越しくださったそうです。

過去のパニック体験が引き金になることも
お話を伺う中で、数年前にパニック発作で倒れた経験があることが分かりました。
今は発作そのものは出ていないものの、「また起きるのではないか」という不安が常に頭から離れない状態。
実はこのように、動悸・息切れ・のぼせ・腹部不調・眩暈・耳鳴りなど、
症状が次々と移り変わるのは、自律神経失調症の大きな特徴です。

神経症タイプの根底にある「不安感」
カウンセリングを丁寧に行い、今の気持ちや感情を整理していく中で、浮かび上がってきたキーワードは
「強い不安感」でした。
幼少期からの家庭環境で培われた不安が、無意識レベルで体に影響を与え、神経が常に緊張状態にある。
これが、いわゆる神経症タイプの自律神経失調症と考えられます。
心と体の両面から整える施術
心の状態を把握したうえで、身体の施術を行いました。
今回は症状が多岐にわたるため、全体のバランスを整えることを重視。
特に影響が強かったのは、横隔膜・脳脊髄液のリズム・前頭葉・縦隔・アナハタ/ウイシュダーチャクラでした。
施術後、「後頭部の違和感と胃のムカムカが消え、腹部がとても楽になった」と変化を実感されていました。

不安を鎮め、リラックスできる体へ
神経症タイプの自律神経失調症は、施術だけでなくご自宅でのセルフケアも重要です。
動悸が出た時のツボ療法や、不安を鎮める意識の使い方をお伝えし、日常で実践していただくようにしました。
不安や恐怖心をいかにコントロールし、安心してリラックスできる状態を作るか。
これこそが、神経症タイプの自律神経失調症を改善していく大切なテーマだと考えています。
この記事の内容に当てはまる状態で悩んでおられるのであればお気軽にご相談ください。
※文言での相談のみ
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